基  盤

菜園の基盤は高さ40㎝程度が理想です。
菜園は嵩上げ材を用いて軽量化を図ります。
基盤の構成は用土、嵩上げ材、排水層、耐根シート
基盤の周囲に設ける縁材は腰掛けられるように幅20㎝程度とします。

 


◆ 用 土

用土は黒土を主にパーライトやバーミキュライトを用いて軽量した改良土に腐葉土等をすき込みます。用土厚が少ないので肥料分に注意しましょう。

◆ かさ上げ材

建築物等の上に設ける菜園は一般的には軽量化が求められます。
用土に黒土を用い40㎝とした場合、1㎡あたりの重量は500kgを超えます。
軽量砂利やEPSを嵩上げ材に用いて、軽量化を図ることができます。

◆ 排 水 層

基盤底部にたまる水をスムーズに排水するために排水層を設けます。
火山砂利等の礫状の排水材とプラスチック材料を成形した板状の排水材があります。
板状の排水材は保水する機能の材もあります。

◆ 耐根シート

植物の根が建築物や防水層に悪影響を与えないように耐根シートを敷き込みます。
菜園用の耐根シートはペットフィルムが主材料の安全性の高いタイプを使います。

◆ 縁 材

菜園の縁材に向いている材料は木(枕木・角材・木製組立て等)、プラスチック、GRCがあります。
間伐材をそのまま使用すると3~4年程度で朽ちて交換が必要となります。
防腐処理木材を使用する場合は天然植物系を用いた材が良いでしょう。
リサイクルの面から再生プラスチック成型板を用いることもあります。


枕木

板状再生プラスチック組立て


木製組み立て

GRC

◆ 灌 水

水は天候に合わせて、手撒きで行います。
散水栓が近くに設けられていることが重要です。


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