スペシャルレポート:【横浜市】今宿コミュニティガーデン 市民農園・花壇

つちの畑事例

【横浜市】今宿コミュニティガーデン

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全景(撮影:2010.6.11)

今宿コミュニティガーデンは、住宅地のまん中にあって雑草が伸び放題になっていた市有地を、周辺住民の発案により地域コミュニティの為の農園や花壇として整備したものである。開設当初は区の補助金を得ていたが、現在は行政からの財政支援に頼らず、地元企業の賛助金などを活用しながら自立して運営している。地元企業からは重機や植木などの提供・支援も受け、地域ぐるみの活動となっている。

調査概要

名称 今宿コミュニティガーデン(神奈川県横浜市旭区今宿)
調査日 2010年6月11日
調査担当 屋上開発研究会 松田武彦、今野英山(記)
説明者 横浜市旭区 区政推進課係長 安西孝一氏、今宿コミュニティガーデン友の会会長 木村吉夫氏

農園の立地情況

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入口(活動日以外は施錠)

周辺は戸建て住宅団地であり、団地開発時にディベロッパーが残地部分を横浜市に寄付した土地である。造成時の残土置き場だったらしい。

敷地面積約600㎡、緩傾斜地である。

このディベロッパーが所有する森と隣接しているがコミュニティガーデンの運営主体がNPOではないために活用は認められていない。

農園施設の概要

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賛助会員(地域の企業)

農園としてのゾーンは約40㎡。その他にハーブゾーンや花壇ゾーン、イベントゾーンなどある。

農園ゾーンやハーブゾーンは全て会員の共同耕作地で、イベントに用いる野菜(ナス、トマト、ジャガイモなど)やソバなどを栽培している。食育という考え方が基本にある。

ユニークな物では綿の栽培も手がけている。

少し奥まった狭い空間を利用して用具小屋や堆肥施設などがある。

水道施設が無いため、必要に応じて近くの公園からホースで水を引いている。

開設の経緯

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安全の為の竹垣に朝顔を這わせる

横浜市の市有地として閉鎖管理されていたが、雑草が繁茂し景観や衛生上の問題があった。

H16年度に旭区主催の「まちづくりサロン」において未利用市有地の活用が検討され、当該地をコミュニティガーデンとして活用する提案がなされ、旭区が受理した。

H17年、「今宿コミュニティガーデン友の会」発足し、旭区が横浜市から借受け、旭区が、「今宿コミュニティガーデン友の会」に無償貸与している。

旭区の「区民提案型活動支援事業」に応募して採択され、補助金(年間20万円)を得て造成等を開始した。この補助金交付は3年間続いた。

利用と運営実態

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野菜畑の栽培情況
 
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堆肥場

2010.6現在で実質的の活動している個人会員が52~3名いる。また地元の企業が賛助会員が11社参加している。
レンタル業の会社は造成時の重機を提供したり、造園業者が菜駅の提供をするなど地域ぐるみの活動となっている。

年間スケジュールを立て、各種イベントの開催とともに月4回の共同作業時間を設けている(平日2日、週末2日)

会員の共同作業は畑などの造成や補修、野菜等の植え付け、栽培管理、収穫、イベントの準備など。
参加は自由参加である。
作業日以外は防犯のため施錠している。

イベントはハーブティーサロン、におい袋教室、押し花教室、環境フェア、芋煮会、蕎麦打ち体験、餅つき大会など。
会員以外の地域住民との交流イベントも多い。

会員以外の周辺住民に対しては、駐車の問題等のトラブルを避けるため気を使っている。

事業収支は会費(一般会費と賛助会費)とイベント収入でまかない、現在行政の補助は受けていない。

※ 当サイトは、自治体や企業、個人などが管理している遊休土地、空き地、ビルの屋上などの農園化、菜園化を推進する、NPO法人屋上開発研究会による「都心型農園」のPRサイトです。
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